nginxのインストール

カテゴリ:Webサーバ

CentOS/Ubuntu 両対応

nginx(エンジンエックス)はHTTPおよびリバースプロキシサーバー、メールプロキシサーバー、一般的なTCP / UDPプロキシサーバーの機能を持ったソフトウェアです。
高速で軽量、高負荷でも安定動作し、Apacheに比べて大量の同時アクセスに強いため人気急上昇中のHTTPサーバーアプリです。

nginxの公式サイト:
http://nginx.org/en/linux_packages.html

nginxが対応しているOSバージョンは、CentOS は 7.4 以降、Ubuntu は 18.04 以降となります。

RHEL/CentOS

Version	Supported Platforms
7.4+	x86_64, ppc64le, aarch64/arm64
8.x	x86_64, aarch64/arm64

...

Ubuntu

Version	Supported Platforms
18.04 “bionic”	x86_64, aarch64/arm64
20.04 “focal”	x86_64, aarch64/arm64
21.04 “hirsute”	x86_64, aarch64/arm64

リポジトリの設定

注意リポジトリの設定は CentOS 7 の場合のみ実施してください。

yumでインストールするためにリポジトリを追加します。
yum-utilsパッケージがインストールされていない場合はインストールします。

# yum install -y yum-utils

/etc/yum.repos.d/nginx.repoファイルを作成し、以下を記述します。

# vi /etc/yum.repos.d/nginx.repo

※nginx-stableは安定版、nginx-mainlineは最新版を意味します。
新機能やバグフィックスなどは最初にnginx-mainlineに取り入れられます。

[nginx-stable]
name=nginx stable repo
baseurl=http://nginx.org/packages/centos/$releasever/$basearch/
gpgcheck=1
enabled=1
gpgkey=https://nginx.org/keys/nginx_signing.key

[nginx-mainline]
name=nginx mainline repo
baseurl=http://nginx.org/packages/mainline/centos/$releasever/$basearch/
gpgcheck=1
enabled=0
gpgkey=https://nginx.org/keys/nginx_signing.key

nginxをインストール

CentOS 7 の場合:

nginx-mainlineをインストールする場合は以下を実行しておきます。

# yum-config-manager --enable nginx-mainline

nginxをインストールします。

CentOS 7 の場合:

# yum install -y nginx

CentOS 8 以降の場合:

# dnf install -y nginx

Ubuntu の場合:

# apt install -y nginx

nginxの自動起動を有効にする

以下のコマンドを実行し、nginxを自動起動に設定します。

# systemtl enable nginx

実行例)

# systemctl enable nginx
Created symlink from /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/nginx.service to /usr/lib/systemd/system/nginx.service.

nginxを起動

以下のコマンドを実行し、nginxを起動します。

# systemtl start nginx

公開日時:2019年05月05日 21:28:31
最終更新日時:2021年08月21日 07:36:55

なお、VPS選びで迷ったらこちらの記事で主要VPSのメモリ容量ごとの月額、年額料金を比較していますので、是非参考にしてみてください。

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