「ConoHaのVPS」の評価と各プランの詳細比較

カテゴリ:VPSレビュー

今回は、GMOグループの低料金のVPSである、「ConoHaのVPS」をレビューしたいと思います。

GMOグループには他にお名前.comGMOクラウドのVPSもありますが、ConoHaはその中では唯一メモリ512MBのプランがあり、ディスクは全てSSDという特徴があります。
そのためお名前.comやGMOクラウドのVPSとの比較も交えながら見ていきたいと思います。

Note 以下は 2021/4/29 時点での情報を基に記述しています。

プランと料金

まず、全プラン初期費用は無料です。
ConoHa VPSの料金システムの大きな特徴は1ヶ月定額制である通常契約とVPS割引きっぷを使用した長期契約の2種類の契約方法がある点です。

通常

1ヶ月定額制の通常契約では最低契約期間はなく、利用期間が1ヶ月に満たない場合は時間単位で課金されます。そのため数日間など少しの期間だけテストとしてVPSを使用したい場合に非常に便利です。

VPS割引きっぷ

一方で、VPS割引きっぷを使用した3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月プラン(一括前払い)もあり、こちらの方が1ヶ月定額制プランよりも割安になります。契約期間に応じたVPS割引きっぷが適用される仕組みとなります。詳細は公式ページでご確認ください。

各プランの料金比較

各プラン、契約期間ごとの料金は以下となります。

メモリ月額年額時間割料金
512MB682円6,960円
(1ヶ月あたり580円)
1.1円
1GB968円9,504円
(1ヶ月あたり792円)
1.7円
2GB1,848円18,780円
(1ヶ月あたり1,565円)
3.3円
4GB3,608円35,640円
(1ヶ月あたり2,970円)
6.6円
8GB7,348円76,032円
(1ヶ月あたり6,336円)
13.2円
16GB14,300円142,560円
(1ヶ月あたり11,880円)
24.2円
32GB28,600円285,120円
(1ヶ月あたり23,760円)
48.4円
64GB53,900円546,480円
(1ヶ月あたり45,540円)
96.8円

※料金は消費税込みのものです。
※月額は通常契約時のものです。
※年額は12ヶ月のVPS割引きっぷ適用時のものです。
※最低契約期間はありません。(VPS割引きっぷ使用時を除く)

Note料金は通常料金で掲載・比較しています。キャンペーンで特定のプランが割引料金になる場合がありますが、一時的なものであるため除外しています。

月の日数に関係なく1ヶ月利用すれば月額となるため、例えば日数の少ない2月の料金も丸々1ヶ月利用した場合、1GBプランの場合、月額料金968円になります。

料金表をパッと見てメモリ512MBと1GBのプランは他のVPSと比べてもコストパフォーマンスは良い方と言えます。
2GB以降のプランはメモリ容量が倍になるにつれて、料金もほぼ倍になっていきます。
おそらくライバルはSSDプランのあるさくらのVPSになりそうですが、スペックはConoHaとほぼ拮抗しています。
但し、後述しますがメモリ4GBプラン以上ではSSDの容量はさくらの方がお得です。

関連「さくらのVPS」の評価と各プランの詳細比較

ディスク容量とCPU

ConoHaのディスクはすべてのプランでSSDとなります。
ディスクがすべてHDDのお名前.comやGMOクラウドのVPSとの棲み分け的存在となっているようです。
※もちろんお名前.comやGMOクラウドも今後SSDに対応する可能性はありますが。

そのためか、同じメモリ容量のプランの料金はお名前.com、GMOクラウドよりもやや高めの設定となっています。

メモリディスク容量CPUコア数
512MBSSD 30GB1
1GBSSD 100GB2
2GBSSD 100GB3
4GBSSD 100GB4
8GBSSD 100GB6
16GBSSD 100GB8
32GBSSD 100GB12
64GBSSD 100GB24

SSDの容量はメモリ512MBプランは30GB、メモリ1GB以上のプランはすべて100GBとなっています。
この点、さくらのVPSはプランが上になるほど、SSDの容量も増えていき、2GBのプランではさくらも100GBですが、4GB以上のプランではさくらの方がSSDの容量は大きくなっていきます。
※ConoHaではオプションで200GBもしくは500GB単位でSSDを追加することが可能です。

ちなみにメモリ64GB(コア数24)のプランはさくらのVPSにはないため、メモリ64GBのハイスペックを求める場合は、ConoHaの一択になりそうです。

用意されているOS

OSについてはOSテンプレートとして、主要なディストリビューションが用意されています。
特に人気のあるCentOSのバージョンは豊富に揃っています。

OSバージョン
CentOS Stream 8(64bit) / 8.3 (64bit) / 8.2 (64bit) / 8.1 (64bit) / 8.0 (64bit) / 7.9 (64bit) / 7.8 (64bit) /7.7 (64bit) / 7.6 (64bit) / 7.5 (64bit) / 7.4 (64bit) / 7.3 (64bit) / 7.2 (64bit) / 7.1 (64bit)
Oracle Linux 8.3 (64bit)
Ubuntu 20.04 (64bit) / 18.04 (64bit) / 16.04 (64bit) / 16.04 (32bit)
Debian 10.3 (64bit) / 9.7 (64bit)
FreeBSD 12.2 (64bit) / 12.2 ZFS (64bit)
Fedora 33 (64bit)
openSUSE 15.2 (64bit)
Arch Linux 20190426 (64bit)
NetBSD 9.1 (64bit)
OpenBSD 6.8 (64bit)

コントロールパネル

ConoHaのコントロールパネルのインターフェースは非常にシンプルで分かりやすいのが特徴です。

以下のようにフラットデザインでコンパクトにまとめられており、シンプルで見やすいデザインになっています。

ConoHaではスマホアプリ版のコントロールパネルも用意されており、他のVPSとは一線を画する点です。
スマホアプリ版ではVPSの稼働状況やリソース情報、契約情報や今月の利用料金なども一目で分かり、スマホでいつでもすぐに状況を確認できます。

きわめつけは「美雲このは」(座敷わらしらしい)という名前のかわいい女の子キャラのテーマに変更できる「このはモード」が搭載されている点です。

こういう癒されるテーマが好きな人も多いのではないでしょうか。
使いやすいだけではなく、様々な人のニーズに応えようとする、きめ細かな、こだわりを持ったアプリ作りは非常に好感が持てますね。

バックアップ機能

バックアップ機能としてはVPSを停止して手動でイメージを保存するイメージ保存と定期的に自動でバックアップしてくれる自動バックアップの2つがあります。

イメージ保存

ディスクイメージは50GBまでは無料でバックアップできます。
何かの障害が発生しOSが壊れた場合、ディスクイメージを復元し、バックアップ時点の状態に素早く復旧する事ができるため、早急な復旧のためには必須の機能と言えます。

※イメージの保存時はサーバを停止する必要があります。

自動バックアップ

自動バックアップ機能(100GBで月額330円)ではバックアップが週に1回自動作成され、最大3世代まで保存されます。
自動バックアップした日時はコントロールパネルのメニューの [イメージ] のイメージリストから確認できます。

自動バックアップ機能の優れている点は、障害発生時の復旧はもちろん、追加のサーバー作成時の雛形としても利用できる事です。
自動バックアップデータをベースとして新たなVPSを構築できます。
※512MBプランでは自動バックアップ機能は利用できません。

バックアップ機能自体がないVPSもある中で、月額330円でこれだけの機能が追加できるというのはかなりお得ですね。
「1GBプラン+自動バックアップ機能」の2契約分の1ヶ月の料金は以下となります。

拡張性

スケールアップ・スケールダウン

1GBプラン以上ではいつでも1GB~64GBの範囲でスケールアップ、スケールダウンが可能です。

追加SSD

オプションで200GBもしくは500GBのSSDを追加できます。

容量月額料金時間割料金
200GB2,750円3.9円
500GB4,950円7円

安定性

ConoHaのサイトにログインもしくはスマホアプリの「お知らせ」にメンテナンス情報や障害情報が通知されます。
過去のお知らせを拝見する限り、確認できる障害情報は無いようです。

サポート

サポート体制は、メール、チャット、電話になります。
チャット、電話については平日のみ受け付けとなるため、連休中などの問い合わせはできない点に注意が必要ですね。
ただ、自然災害を除けばVPSの障害というのはこれまでの経験上ほぼ無いため、問題になることはなさそうです。

形式受付時間
メール24時間受付
チャット・電話10:00~18:00(平日のみ)

SSL

ConoHaで取り扱っているSSL証明書は無いようです。
現在は無償の「Let's Encrypt」が主流になりつつあり、あえてSSL証明書は扱っていないのかもしれません。
Let's Encryptはワイルドカード、複数ドメイン(SAN)にも対応しており、DV証明書であれば実際Let's Encryptの導入で何ら問題はないでしょう。

評価

ConoHaのVPSを実際に使用していてとにかくありがたく感じるのは自動バックアップ機能スマホアプリです。
特に自動バックアップ機能は復元だけではなく、新サーバーのテンプレートとしても使用できるため簡単にVPSの複製が行え、同じ構成のサーバーを追加する際に非常に重宝します。

基本性能に関しては、ディスク容量は100GBあれば十分なサイトの構築を考えており、且つ低料金でVPSを借りたい方や、ストレージのパフォーマンスにこだわる方であれば「ConoHaのVPS」が最適な選択肢になるでしょう。
もちろんストレージは後からオプションで追加できるため、サイト規模に応じて柔軟にプランやオプションを変更/追加する事で、小規模~大規模サイトまで幅広く対応できるVPSでもありますね。

関連「ConoHaのVPS」と「さくらのVPS」を比較してみた

公開日時:2018年12月01日 13:57:20

なお、VPS選びで迷ったら、こちらの記事で主要VPSのメモリ容量ごとの月額、年額料金を比較していますので、是非参考にしてみてください。

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