「さくらのVPS」の評価と各プランの詳細比較

カテゴリ:VPSレビュー

レンタルーサーバといえば、まず「さくら」が思い浮かぶのではないでしょうか。
そこで老舗である「さくらインターネットのVPS」をレビューしたいと思います。

Note 以下は 2019/10/19 時点での情報を基に記述しています。

プランと料金

プランはメモリ容量を基準として512MB~32GBまで分けられています。
スペックと料金のバランスが丁度いい2GBのプランが人気があるようです。
メモリ月額年額
512MB698円7,683円(1ヶ月あたり640円)
1GB990円10,890円(1ヶ月あたり908円)
2GB1,738円19,118円(1ヶ月あたり1,593円)
4GB3,960円43,560円(1ヶ月あたり3,630円)
8GB7,920円87,120円(1ヶ月あたり7,260円)
16GB15,840円174,240円(1ヶ月あたり14,520円)
32GB30,800円338,800円(1ヶ月あたり28,233円)
※料金は消費税 (10%)込みのものです。
※月額は1年未満の契約時のものです。
※最低契約期間は3ヶ月です。

ディスク容量とCPU

上位のプランになるほど、メモリ容量に合わせてディスク容量、CPUのコア数が増加します。
HDDの他にSSDも選べる点が魅力です。
なお、SSDの場合、HDDよりも容量は下がり、2GB以上のプランではSSDの容量はHDDの容量の1/4になります。
人気の2GBのプランではHDD 200GB、SSD 50GBとなり、ディスク容量よりもパフォーマンス重視であればSSDを選択してもいいでしょう。
メモリディスク容量CPUコア数
512MBSSD 20GB1
1GBSSD 30GB
HDD 100GB
2
2GBSSD 50GB
HDD 200GB
3
4GBSSD 100GB
HDD 400GB
4
8GBSSD 200GB
HDD 800GB
6
16GBSSD 400GB
HDD 1,600GB
8
32GBSSD 800GB
HDD 3,200GB
10

用意されているOS

OSはVPSコントロールパネルからワンクリックで再インストールが可能な標準OSと、OSのインストーラーからインストールするカスタムOSに分けられます。
用意されている標準OSは、64bit版のCentOS 6/7Ubuntu 14/16KUSANAGIになります。
カスタムOSには、32bit版CentOS 6も含め、Debianなど多くの主要ディストリビューションが含まれます。
標準OSカスタムOS
CentOS 6(x86_64)
CentOS 7(x86_64)
Ubuntu 14.04(amd64)
Ubuntu 16.04(amd64)
KUSANAGI(CentOS 7 x86_64)

CentOS 6(x86_64、i386)
CentOS 7(x86_64)
Scientific Linux 6(x86_64、i386)
Scientific Linux 7(x86_64)
Ubuntu 14.04(amd64)
Ubuntu 16.04(amd64)
Ubuntu 18.04(amd64)
FreeBSD11(amd64)
FreeBSD12(amd64)
Debian 9(amd64)
Fedora 28(x86_64)
openSUSE Leap(Leap 15.0)

コントロールパネル

次はさくらのVPSのコントロールパネルです。
VPSコントロールパネルへのログインには会員IDもしくはIPアドレスでログインが可能です。

VPSコントロールパネルではサーバーの稼働状況、起動、強制再起動、強制停止、コンソール(VNCコンソール、シリアルコンソール)、各種設定(サーバ情報編集、OSインストール、ネットワーク接続、ホスト名逆引き登録)が行えます。

また、リソース情報では、1日もしくは1週間の幅でCPU使用時間、ディスクI/O、トラフィックの状況を確認することができます。

拡張性

スケールアップ

さくらの特筆すべき機能はVPSコントロールパネルからデータを引き継いだ状態での上位プランへの移行(スケールアップ)が可能な点です。
以下はさくらのサイトのスケールアップの条件についての記述の抜粋です。
スケールアップの条件は下記の通りです。

・スケールアップできるサーバはv4(2014年11月27日以降のプランにて申し込まれたサーバ)となります。
・お試し期間のサーバや、料金が未納状態になっているサーバプランはスケールアップできません。
・ストレージプランは変更できません。例えばSSDプランからHDDプランへの変更はできません。
・Windowsやベアメタルではスケールアップはご利用いただけません。
・「さくらのVPS」を申し込まれた当日はスケールアップできません

スケールアップの際は差額分の即時決済となります。
但し下位プランへのスケールダウンは行えません。

NFSの追加

またNFS(Network File System)を追加することもできます。
NFSを追加する際には、事前にスイッチを作成しておく必要があります。
スイッチの作成やNFSの追加はVPSコントロールパネルより行えます。

安定性

1~2日の頻度で小さな障害(接続しにくいなど)は発生していますが、概ね安定している印象で、障害発生時の復旧も数分程度と迅速です。
もちろん24時間365日、有人監視です。

災害時の対応

ちなみに、さくらのレンタルサーバーといえば、2018年9月6日に発生した北海道の震度6強の地震により石狩データセンターの電源供給が止まり、自家発電を強いられる状況となりました。
しかし、日本中の自治体や官公庁も利用しているらしく、国と経済産業省の支援を得てサーバ停止を避ける事ができました。
さくらのような老舗で大きなレンタルサーバー会社には、そういった非常時における安心感もありますね。
※私もさくらの石狩のVPSを使用しているため助かりました。

参考:
さくらのお知らせページの「北海道胆振東部地震による影響について(2018年9月8日14時30分追記)」の抜粋より

サポート

サポートはメールと電話によるサポートを行っています。
特にメールの場合は土日祝も対応しているため、連休中でも安心ですね。
チャットによるサポートはありません。
形式受付時間
メール/フォーム10:00 ~ 18:00(土日祝も受付・対応)
電話09:45 ~ 18:00(土日祝・指定休日は休み)
チャットなし

SSL

さくらの独自SSL証明書は、格安のJPRS(1年990円、2年1,870円)のドメイン認証型の証明書が魅力的です。

他には、同じくドメイン認証型のラピッドSSL(1年1,650円、2年2,970円)や、JPRSのドメイン認証型ワイルドカード証明書(1年18,150円)なども用意されています。

それ以外にもサイバートラストやジオトラスト、シマンテック、グローバルサインなど主要な認証局の証明書を豊富に揃えている印象です。

評価

さくらのVPSのプランと価格、SSL証明書の豊富さはさすが老舗と言うべきで、VPSを選ぶ際に最有力候補になるかと思います。
ライバルのお名前.comのVPSも魅力的な価格で対抗している感じですが、SSL証明書は充実しているとは言えず、さくらなど他でSSL証明書を取得することになるのではないかと思います。

その点ではVPSと一緒に格安SSL証明書も契約できるさくらのVPS」は魅力的ですね。

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公開日時: 2018年09月17日  17:29:37

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