Ubuntu の Apache の設定コマンドと設定ファイルの一覧
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Ubuntu の Apache の設定は CentOS とは大きく異なり、各機能ごとに設定ファイルが分散されており、各設定を専用コマンドで有効にする必要があります。また、設定だけではなく、以下のようにモジュール、サイトの有効化/無効化にも専用コマンドが用意されています。
設定の有効化・無効化コマンド
有効化コマンド
設定の有効化 | a2enconf |
---|---|
モジュールの有効化 | a2enmod |
サイトの有効化 | a2ensite |
無効化コマンド
設定の無効化 | a2disconf |
---|---|
モジュールの無効化 | a2dismod |
サイトの無効化 | a2dissite |
利用可能な設定の一覧
各有効化コマンドで有効化が可能な設定一覧は以下となります。
設定 |
charset security localized-error-pages other-vhosts-access-log serve-cgi-bin |
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モジュール |
setenvif alias mpm_event status authz_user filter authz_host authn_file dir mime authn_core deflate env auth_basic access_compat authz_core negotiation reqtimeout |
サイト |
000-default |
状態確認コマンド
有効化/無効化以外のコマンドとして以下の確認コマンドがあります。
設定値の確認 | a2query |
---|
a2queryコマンドの仕様
使い方:
/usr/sbin/a2query -q -m [モジュール] -s [サイト] -c [構成] -a -v -M -d -h
-q | 出力を抑制する |
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-m [モジュール] | モジュールが有効になっているかどうかを確認し、引数が指定されていない場合は有効なすべてのモジュールを一覧表示する |
-s [サイト] | サイトが有効になっているかどうかを確認し、引数が指定されていない場合はすべてのサイトを一覧表示する |
-c [構成] | 構成が有効になっているかどうかを確認し、引数が指定されていない場合はすべての構成を一覧表示する |
-a | 現在のApache2モジュールのマジックバージョンを返す |
-v | 現在のApache2バージョンを返す |
-M | 有効なApache2 MPM を返す |
-d | Apache2モジュールのディレクトリを返す |
設定ファイルのディレクトリ
コマンドで設定を有効化すると、以下のxxx-enabledディレクトリにxxx-availableディレクトリ内の対象の設定ファイルへのシンボリックリンクが作成されます。
例)
# ls -la /etc/apache2/conf-enabled/security.conf lrwxrwxrwx 1 root root 31 Aug 18 23:17 /etc/apache2/conf-enabled/security.conf -> ../conf-available/security.conf
つまり設定の有効化とはxxx-enabledディレクトリにシンボリックリンクを作成する、設定の無効化はxxx-enabledディレクトリ内からシンボリックリンクを削除する、ということになります。
Notexxx-enabledディレクトリ内にシンボリックリンクが存在しないファイルはApacheには読み込まれず有効にはなりません。
各設定ファイルの有効化および利用可能ディレクトリは以下となります。
有効な設定 | /etc/apache2/conf-enabled/ |
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利用可能な設定 | /etc/apache2/conf-available/ |
有効なモジュールの設定 | /etc/apache2/mods-enabled/ |
利用可能なモジュールの設定 | /etc/apache2/mods-available/ |
有効なサイトの設定 | /etc/apache2/sites-enabled/ |
利用可能なサイトの設定 | /etc/apache2/sites-available/ |
公開日時:2021年09月01日 08:29:42
最終更新日時:2021年09月01日 08:59:16